原作
岸見一郎・古賀史健
(「嫌われる勇気」ダイヤモンド社)
脚本・演出 和田憲明
出演
大鷹明良 香月一郎(教授)
石田佳央 木戸修(刑事)
辻千恵 木戸陽子(木戸の娘)
加藤良輔 恩田英樹(警視正)
小島藤子 下村沙織(容疑者の女)
この5月にビジネス書としては異例の300万部を突破した原作「嫌われる勇気」
2015年の初演から、9年ぶりに舞台版「嫌われる勇気」を再演します。
和田憲明がサスペンスあふれる人間ドラマとして戯曲化した
“舞台版 嫌われる勇気”にご期待ください。
原作者よりコメント
会場 紀伊國屋ホール
東京都新宿区新宿3丁目17−7 紀伊國屋書店新宿本店4F
★アフタートークあり 登壇者は後日当サイトにて発表
・開場は開演の30分前 ・未就学児童のご入場はご遠慮ください
料金(全席指定・税込)一般 5,500円 U25(25歳以下) 3,000円(限定枚数・年齢確認証提示)
一般前売開始 8月23日(金)10:00~
チケットの購入はこちらから
(Pコード:528-418)
*セブンイレブン店頭
*ファミリーマート店内
(平日 10:00~17:00) 050-3092-0051
*新宿駅東口・紀伊國屋書店新宿本店1F インフォメーションカウンター内
お知らせ
舞台版「嫌われる勇気」
原作『嫌われる勇気』は、2013年にダイヤモンド社より出版された、アルフレッド・アドラーの思想を物語形式を用いてまとめられた一冊。
和田憲明が戯曲化し2015年に初演。9年の時を経て、更にブラッシュアップした作品に再構築して上演いたします。
和田ならではの世界観で人間模様を描いた戯曲には、過酷な状況(絶望)を抱えている女性が登場。
救いの見えない中でも「人は誰でも変わることができる、そして幸せになれる」とするアドラーの教えは光明を与えることが出来るのか。究極な登場人物を描く物語の中に、アドラーの教えを溶け込ませ戯曲に落とし込んでいる作品です。
「どうすれば人は幸せに生きることができるか」という哲学的な問いに、きわめてシンプルかつ具体的な答えを提示するアドラー心理学。舞台化により観劇後お客様がご自身の答えを導き出すような作品としてお届けします。
舞台版あらすじ
その刑事は信念の人だった。彼は仕事の合間をぬい、とある大学の教授に会いに来た。2年前に交通事故で死んだ彼の娘が、その教授の熱心な生徒だったという。彼は娘が自分の意思で車の前に飛び出したのではと疑っていた。大学に早めに着いた彼は、教室の片隅で、教授の講義を聞いてみた。
『世界はどこまでもシンプルである』 『人は変わることができる』 『人は誰でも幸福になれる』
彼は苛立った。長年、犯罪の捜査を通じて犯人と関わってきた彼には、その一つ一つの言葉が受け入れがたいものだった。
彼は一人の女のことを思う。彼女は彼がまさに今担当している事件の容疑者だ。実の母親とその再婚相手である義理の父親を惨殺し、自殺を図ったが死に損ない逮捕された。彼女は犯行を認めたが、それっきり何も話さなくなった。
彼女の人生に何があったのか?そして娘は何故死なねばならなかったのか?
娘の死をキッカケに頑なに守ってきた彼のルールがしだいに狂い始め、彼はもう一度教授を訪ね、教授の説くアドラーの教えについて語り合うことになる。かつて、彼の娘がそうしたように。2人の会話はいったいどこに行き着くのだろうか・・
原作「嫌われる勇気」
『嫌われる勇気』は2013年12月に刊行。それまで日本では無名に近い存在だった「アドラー心理学」を対話篇形式で解説し発売直後から大反響、「人生を一変させる劇薬」と言われるほど話題に。その後も“自己啓発書”の象徴として売れ続け、年間ベストセラーランキング(ビジネス書、トーハン調べ)では、2014年から2023年まで史上初の10年連続でトップ10入りを果たしました。
「自由とは、他者から嫌われることである」「世界はシンプルであり、人生もまたシンプルである」「人はいま、この瞬間から幸せになることができる」など本書が伝える言葉の数々は、SNSなどで紹介・拡散されることが多く、世代を問わず、対人関係やコミュニケーションに悩む人々に勇気を与え続けています。そして、刊行から10年以上が経った現在も新しい読者が増え続け、現在では国内300万部を突破しています。
また、本書は世界40以上の国・地域・言語で翻訳され、世界累計部数は1000万部を突破。日本そして世界に『嫌われる勇気』の読者が広がり続けています。
キャストプロフィール
大鷹明良 (香月一郎/教授)
演劇舎螳螂出身、演出家・佐藤信に見出され、1992年黒テント公演「荷風のオペラ」に出演し注目を浴びる。『兄おとうと』(’03年)を始め、多くの井上ひさし作品に出演。近年の主な作品に、【ドラマ】『理想的本箱』(Eテレ、ナレーション)『日本統一 関東編』(NTV)『ドラフトキング』(WOWOW)『笑うマトリョーシカ』(TBS)【映画】『仕掛人・藤枝梅安』(河毛俊作監督)『若き見知らぬ者たち』(内山拓也監督)(10月11日公開)、【舞台】『野鴨-Vildanden-』(上村聡史演出)『After Life』(河原雅彦演出)、12月『白衛軍』(上村聡史演出 新国立劇場)公演が控えている。
石田佳央 (木戸 修/刑事)
03年北区つかこうへい劇団11期生となり俳優活動を始める。05年から蜷川幸雄スタジオで数多くの舞台に立つ。その後、単身中国に渡り、現地のドラマに主要キャストとして出演。主な作品に、舞台「エドワード二世」(森新太郎演出)、「怪人二十一面相」「D51-651」「三億円事件」(以上、野木萌葱脚本、和田憲明演出)、「David Williamson’s THE CLUB」(和田憲明演出)、「東京原子核クラブ」(マキノノゾミ作・演出)、「首切り王子と愚かな女」「ひげよ、さらば」(蓬莱竜太作・演出)、「月の岬」(松田正隆作、大河内直子演出)、映画「燃えよ剣」、「キングダム2 遥かなる大地へ」「島守の塔」、「探偵マリコの生涯で一番悲惨な日」、TV 「初恋、ざらり」、連続テレビ小説「虎に翼」など。
辻 千恵 (木戸陽子/木戸の娘)
1993年10月9日生まれ 佐賀県出身2014年モデルデビュー
2018年にショートフィルム『桃の缶詰』で主演を務める。
以降の作品に、映画『はちみつレモネード』、『たまつきの夢』、『未曾有』、『サイドバイサイド』、『ひとりぼっちじゃない』、ドラマではフジテレビ『女神の教室』、MBS『恋をするなら2度目が上等』、NHK『VRおじさんの初恋』などがある。
加藤良輔 (恩田英樹/警視正)
1984年3月21日生まれ。茨城県出身。
歌やダンスなどのパフォーマンス力を活かしながら、数多くの舞台に出演。
主な出演作に、ミュージカル『手紙』、音楽劇『夜のピクニック』、『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』Rule the Stageなどがある。
また、NHKBSプレミアムドラマ「PTAグランパ2」、CX「ナンバMG5」に出演したり、アーティストとして楽曲をリリースするなど活動の幅は広い。
小島藤子 (下村沙織/容疑者の女)
1993年12月16日生まれ、東京都出身。
2008年「キミ犯人じゃないよね?」(EX)で女優デビュー。ドラマ「小公女セイラ」(TBS)、連続テレビ小説「カーネーション」などに出演し注目を集める。主な出演作に連続テレビ小説「ひよっこ」(NHK)、「共演NG」(TX)、「恋せぬふたり」(NHK)、「来世ちゃん」(TX)などがある。
昨年、東京芸術劇場シアターウエストにて上演「明けない夜明け」では舞台初主演を務めた。
原作者プロフィール
岸見一郎(きしみ・いちろう) 哲学者
1956年京都生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程満期退学。専門の哲学と並行して、1989年からアドラー心理学を研究。アドラー心理学の新しい古典となった『嫌われる勇気』『幸せになる勇気』(共著・古賀史健)執筆後は、国内外で多くの“青年”に対して精力的に講演・カウンセリング活動を行う。訳書にアドラーの『人生の意味の心理学』『個人心理学講義』、著書に『アドラー心理学入門』『幸福の哲学』などがある。
古賀史健(こが・ふみたけ) ライター/編集者
1973年福岡生まれ。株式会社バトンズ代表。これまでに80冊以上の書籍で構成・ライティングを担当し、数多くのベストセラーを手掛ける。20代の終わりに『アドラー心理学入門』(岸見一郎著)に大きな感銘を受け、10年越しで『嫌われる勇気』および『幸せになる勇気』の「勇気の二部作」を岸見氏と共著で刊行。単著に『20歳の自分に受けさせたい文章講義』『取材・執筆・推敲』『さみしい夜にはペンを持て』などがある。
演出家プロフィール
和田憲明(わだけんめい)作・演出家
1984年に劇団ウォーキング・スタッフを結成。その後1998年の第26回公演『REDRUM』までの全作品を作・演出。1999年よりプロデュース形態に移行し現在まで数多くの作品を手掛ける。また。精力的に俳優と向き合うワークショップなどを開催している。
【受賞歴】
「三億円事件」再演(2019)令和元年度(第74回)文化庁芸術祭賞 演劇部門優秀賞
「怪人21面相」(2017)第25回読売演劇大賞 優秀作品賞 優秀演出家賞
「三億円事件」(2016)第24回読売演劇大賞 優秀作品賞
「304」(2014)第22回読売演劇大賞 優秀演出家賞
「SOLID」(1999)第7回読売演劇大賞 優秀作品賞
スタッフ
美術:多賀 慧(黒組) 照明:高橋英哉 佐藤公穂 音響:長柄篤弘(ステージオフィス)
衣裳:木村猛志 演出助手:山﨑総司 舞台監督助手:澤根菜摘実(obbligato) 舞台監督:澤 麗奈(obbligato)
制作:石井久美子 馬場順子 宣伝美術・イラスト:小見大輔(togworks) HP作成:tenicom
協力:アルファエージェンシー/ホリプロ・ブッキング・エージェンシー/ソニー・ミュージックアーティスツ/bamboo/ABPinc.
制作協力:石井光三オフィス 企画制作:ウォーキング・スタッフ 原作出版:ダイヤモンド社
お問い合わせ
<チケットに関するお問合せ>
サンライズプロモーション東京 TEL:0570-00-3337(平日12:00~15:00)
<公演に関するお問合せ>
ウォーキング・スタッフ(石井光三オフィス内)03-5797-5502(平日12:00~18:00)